スラム街ツアーの後は、子どもたちの演奏会を鑑賞してきました!
(同じくNPO法人セブンスピリット様主催)
彼らの演奏を聴くのは、これで二度目。
一度目は、前日のホリエモン祭にて聴いていたからです。
「今回はさすがに泣かないだろう」と思っていたのですが、甘かった・・
一度目を上回るむせび泣きをし、しばらくぼーっとしてしまった。
写真はホリエモン祭での演奏↓
スラムの子どもたちが物乞いをする理由
「何もやることがないから」だそう。
知らなかった。
貧しいって、そういうことなんだ。。
「やることがないこと」なんだ・・・
そんな彼らに「熱中できること」として音楽やスポーツを提供しているのがNPO法人セブンスピリット様です。
彼らの演奏を観て・聴いて感動したこと。
音楽に対する真剣さ。
指揮者を見る真っすぐな眼差し。
決して「発表会」とかそういうレベルではなく、完全に、【人に聴かせるコンサート】を提供してくれた彼らに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それと同時に、自分のふがいなさ・情けなさにも泣けてきました。
彼らはこんなにも輝いているのに、
私のありさま(未だに人生にモヤモヤしている)は、何だろう、と・・・
私、くそだな、と・・
周りを見ると、各々込み上げるものがあるのか、泣いている人、続出。
子どもたちは、泣いている私たちを見てどう思っているのか、一瞬気になりました。
「この人達はなんで泣いているのだろう?」と思うのか、
それとも、何も思わないのか・・・。
想像に過ぎないけれど、
彼らは、良い演奏をつくることだけに集中しているんだろうな。
だから、観客の反応は特段気になっていないのかもしれない。
心から打ち込めて、結果、他人の心を動かせることって、やっぱりいいなぁ・・・。
曲と曲の間に多少ふざけても、指揮者が注意を呼びかけるとすぐ演奏モードに入る子どもたち。
彼らの、指揮者(セブンスピリットの職員さん)のことを信頼していることも伝わってきて・・・。
色々なポイントで目頭が熱くなりました。
なお、今後このセブンスピリットの音楽隊を卒業した子の一部は、
セブにある大学の学費は免除されるそう。
これ、めちゃくちゃすごいこと。
なぜなら、スラム街出身の子が大学へ進学した例は今までに1件あるか、ないか・・・くらいのことだから!
演奏の後は別室でお話を伺いました↓
NPO法人セブンスピリット代表・田中様(スライド前の男性)も、とても温かみの溢れる方でした。
質疑応答タイムで、私が田中様に聞いたことはコチラ↓
「親は、彼らの演奏活動に反対しないのですか?」
(親の多くが「子どもには学校や音楽よりも仕事や家のことをして欲しい」と思っているため)
回答は、やはり「親の理解を得るのは難しい。」と。
ただ、親に応援されている子と、そうでない子は伸び具合に大きな差があるそう。
そこで、田中さんは何をしているかというと・・・
- 演奏会に親も招待する
→自分の子が晴れ舞台で演奏している姿を見た親は、途端に「音楽ってスゴイ!」ってなるらしいw
- 家庭訪問をする
→といっても、堅苦しい感じではないそう。
田中様が家庭に訪問してくつろいでいると、親ごさんは
「なんかよくわかんないけど、日本の偉い人が来て頼まれた!」って嬉しくなってくれるらしいです。
(伝わるかしら・・・)
+
私が以前、ボランティアをしていたときのこと。
多くのメンバーが出たり入ったりしていました。
しかし、皮肉なことに
「ボランティァアア!!やるぞぉぉぉ!!!!」って最初から真面目に意気込みすぎる人ほど勝手に疲れちゃって、続かないんです。
ボランティア活動って、継続することが重要。
なので、田中様の変に気負いすぎず、良い意味でユルい雰囲気、
子どもたち・その親達と同じ目線に立つ等身大で愛の溢れる姿がいいなぁと思いました。
素晴らしいお時間をいただき、本当にありがとうございました。
+
この日の子どもたちの演奏、最後はこの曲でした。
前日のホリエモン祭りでは聴けなかった、
アンジェラ・ゴッド・アキ様の名曲中の名曲。
胸打つ歌詞と、抑揚、変調のある美しいメロディーが号泣必至の・・
【手紙 ~拝啓 十五の君へ~】
(以下歌詞抜粋)
拝啓 この手紙読んでいるあなたは どこで何をしているのだろう
十五の僕には誰にも話せない 悩みの種があるのです
未来の自分に宛てて書く手紙なら
きっと素直に打ち明けられるだろう
今 負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ひとつしかないこの胸が何度もばらばらに割れて
苦しい中で今を生きている
今を生きている
拝啓 ありがとう 十五のあなたに伝えたい事があるのです
自分とは何でどこへ向かうべきか 問い続ければ見えてくる
荒れた青春の海は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め
今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている
人生の全てに意味があるから 恐れずにあなたの夢を育てて
Keep on believing
負けそうで 泣きそうで 消えてしまいそうな僕は
誰の言葉を信じ歩けばいいの?
ああ 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうな時は
自分の声を信じ歩けばいいの
いつの時代も悲しみを避けては通れないけれど
笑顔を見せて 今を生きていこう
今を生きていこう
拝啓 この手紙読んでいるあなたが
幸せな事を願います
(抜粋ここまで)
帰国してからも、つい口ずさんでしまいます。
↑お部屋の天井は防音(吸音)仕様でした
よく見ると・・・
卵パック・・・?
日本語の発音練習をしているんですね
(日本の歌を多く歌うため)
こんな注意書きも。
「ロッカーは自分の顔よりもキレイにすべし」って可愛い。