先日も、お客さま宅にて【捨て女(ステジョ)】のお仕事をしてきました。
まずは写真をご覧ください。
《ビフォー》
《アフター》
《収納したところ》
食器棚の上段には何もありません。
お客さまいわく「手を伸ばしても届かない高さだったから、何もなくてちょうどいい」とのこと。
ビフォーは各食器が2ペア以上ずつありました。
現在はお一人暮らしのお客様。
以前、ご兄弟と二人暮らしをしていたときの名残だそう。
一人暮らしには余る量だとわかっていながら、どこかで2ペア以上残したい気持ちがあるご様子。
一人暮らしでなぜ2ペア必要か??
よくよくお話を伺うと、
「将来、彼氏ができたときに‥」
「家に呼んで手料理をふるまって、『料理ができるわたし』をアピールしたいっていう気持ちがどこかにあるのかも…」
「だから、無意識レベルで、2ペア以上残してきたのかも…」と。
そもそも・・。
『君には料理をつくってほしいんだ!』っていう亭主関白な男性のことを好きになりますか?と聞くと、
「あっ!そういう男性のことは好きにならないですね!ww」と。
結果、自分だけが使うことを考えた数の食器を残しておられました。
(彼氏ができたら、たまには家で料理をつくって食べたい、というときもあるでしょう。そうなったらその時に、彼氏とペアの食器を選びに行くのも楽しそう!)
✳✳✳
100均で買ったお椀
「毎朝、この100均のお椀でお味噌汁を飲んでいます。でも、実はこのお椀、あんまり好きじゃないんですよね…。」とお客様。
毎朝のことなら尚更!使っていて心地よいものに変えませんか?
ということで、そのお椀は【捨てる】ことに。
その日のうちに、新しいお椀を買いに行かれていました。
100円均一のお椀だから好きじゃなかったのですか?と、聞くと、そうではないとのこと。
お客様曰く、同じ100円均一のものでも、お気に入りのものとそうでないものがある、と。
100円均一のものでも、お気に入りは残しておくことに。
「気持ち」がすべて
100円均一だからダメ、とか
高級ブランドだからとっておく、
そういった安直な基準で判断をしないことが大切です。
高価なものばかり残したとして、それらがすべて気に入ってないとしたら意味がありません。
値段ではなく、「あなたにとって」価値があるかどうか。
この基準がすべてです。