私は大のザ・ノンフィクション好きであります。
頭のなかでは常にあの名テーマ曲、サンサーラが流れている状態。
下世話ですが、人様の生きざまを覗き見する感じが好きなんですよね。
【ザ・ノンフィクションとは?】
フジテレビで日曜日の昼過ぎに放送されている番組。
タイトルの通り、ある特定の個人を追ったドキュメンタリーである。
http://www.fujitv.co.jp/thenonfx/
そんなザ・ノンフィクションに、phaさんが出演していた。
【pha(ファ)さんとは?】
ニート界のカリスマ。
著書を4冊出版し、(意外に真面目な内容でどれも面白い)
ギークハウスという、ニート界のシェアハウスを運営している方である。
phaさんはこの番組で多くを語りませんが、
・人間、ゆるい繋がりでいい
(会社や婚姻制度に囚われず)
ということを言っておられます。
激しく同意です。
(私は会社員だし結婚もしているけれど)
昔、シェアハウスに住んでいたことがあります。
他人とゆるく繋がれるのは良いものでした。
孤独感に苛まれることがないからです。
(リビングに行けば誰かしらいる)
もちろん、プライバシーは保たれます。
ちょっとした助け合い(醤油の貸し借りや、不在時に宅配便を受け取ってもらうなど)もできます。
人間社会として、基本的にこんな感じ⬆でいいんじゃないかと思います。
また、番組内で、小林銅蟲さんという方が登場します。
http://evening.moae.jp/lineup/646
私は初めて知ったのですが、この『めしにしましょう』というマンガの作者さんです
この方も、元ニートとのこと。
感動したのが、この方とっても愛のある方なんですよ・・!
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小林さん宅に、突如知り合いの現ニートの方が現れます
この現ニートの方、何をしに来たかというと
主に座るだけ
小林さん曰く、
『適度に監視してもらうため。仲が良ぎても遊んじゃうけど、見られてて緊張しない距離感が大切』なんだとか。
小林さんは連載を抱える漫画家。
サボらないように、作業中、横で誰かに見てていてほしいんだそう。
実はもう一つの目的があります。
それは、この現ニートの方に雇用を与えるため。
お給料をあげているんですね。
小林さんは、人に何かを与える段階にきているんだなぁと感動しました。
(この場合は、“雇用”という名の愛を与えている)
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ただ、この番組を見た私の知人は、ニートについて嫌悪感を持っているようでした。
曰く、
『全員がこんな人たちになったら、日本はどうなっちゃうの?』
だそうです。
私の考えは、何とかなるし回っていくとおもう。
そもそも人間は、バリバリ頑張って生きていたい人と、そうでない人が嫌でも共存しているもの。
なので、全員がphaさんのようにはなることはありえないし、
phaさんの側に憧れるなら一度ニートをやってみたらいいと思う。
(知人は『がんばらない人』を嫉妬しているんだと思った。)
知人『ニートとか生活保護にずっと甘んじている人は税金を納めてないよね?だめじゃん』
→うーん、確かにそうかもしれない。
けど、これも、税金を納めたい人が納めているのが現状なんだよね、どうしても。。
だから、私は税金のことはあんまり気にならない。
『親とかに依存している人は、親が死んだらどうするつもりなんだ?』
→その問題は、親が亡くなってから考えればいいんじゃないか?としか。。
『今の時代だからできること。戦争時だったら有り得ない』
→ほんとにそう思う。今の時代で良かったよ・・!
嫌なことを毎日やって消耗して生きるよりも、『私にはこれができますよ』っていうこと(小さなことでも)を提示して補い合えば、みんな生きていけると思う。
phaさんもそんなことを思っているとおもう(多分)ので、共感したという話し。